花言葉の素敵なものや誕生花を探して花屋に来る人がいます。

気持ちがこもった素敵なギフトになりそうですよね。

しかし今回は、

花屋で注文する時には、花言葉や誕生花にはあまりこだわり過ぎない方がいい！！

というお話です。

花の注文時に少しでも参考になれば嬉しいです。

実用的ではないのでこだわり過ぎない

画像引用：pixabay

赤バラの花言葉には”愛”というものがあります。

大切な人に赤バラを贈り、愛を伝えるなんて…なんともロマンチックです。

このように、花言葉や誕生花にこめられたメッセージやストーリーはとても素敵ですよね。

しかし、実際に花屋で注文する際にはあまり実用的ではありません。

実例を交えて、詳しく見ていきましょう。

-①花言葉や誕生花の様々な捉え方

花言葉はその花のもつ印象や伝説などからつけられています。

実は国や地域によって解釈が様々なので、統一されていません。

調べるサイトや文献によって、書いてあることが違うことも多々あります。

◆実例◆

”紫陽花の花言葉は

ある解釈では「移り気」や「冷酷」といったネガティブなイメージ。

また違った解釈では「和気あいあい」「家族」のようなポジティブなイメージ。”

同じ花でも、解釈のし方で全然違った印象を受けます。

花言葉は”話の種”として都合良く楽しむくらいがちょうどいいです。。

-②花そのものの魅力に注目できない

花の魅力は花言葉だけでなく他にもたくさんあります。

旬の花のパワー・色・香り・質感・繊細さ…あげればキリがないですね。

花言葉を優先して、こういった魅力が二の次になってしまうのはある意味ではもったいないです。

◆実例◆

”あるお客様から『紫陽花の花言葉に「移り気」「冷酷」というものがあるので花束に入れないで下さい。』との注文をいただきました。

紫陽花が旬の時期で美しいものが多くありましたが、紫陽花を避けてブーケをお作りしました。”

もちろんこの注文自体は全く悪くないです。

しかし、どれだけ美しい紫陽花が店頭にあっても使えないというのは少しもったいないです。

旬の花は品質も安定していて、とても美しいのでおすすめです。

花屋としてはどの花も素晴らしく、それぞれの花のもつ特性や魅力にこそ注目してもらいたい。というのが本音です。

-③希望する花が花屋にない場合が多い

誕生日プレゼントに誕生花を贈りたいと思う人も多いのではないでしょうか？

その発想がとても素敵です。

バラなど、花屋に行って買える誕生花はもちろんあります。

しかしバラでもタイミングが悪ければ、ない場合もあります。

花は季節や天候に左右されますし、花屋それぞれの個性もあります。

いつも絶対に買える花というのは中々ないです。

また誕生花の中には、切り花ではそもそも出回っていない珍しい花だったりと希望の誕生花が買えない場合が多いのが現実です。

こだわって調べても手に入らない場合が少なくないため、実際には使いにくいのです。

花言葉や誕生花を上手に楽しみましょう

画像引用：pixabay

とはいえ、

花言葉はこだわり過ぎなければ、花を贈る際の”話の種”にすると素敵です。

花屋の店頭によく並ぶ人気の高い花の花言葉を知っていれば実用的で楽しみやすいと言えます。

例えば

・赤バラ

・カーネーション

・ガーベラ

・カラー

・ゆり

・ダリア

・トルコキキョウ　

などがあります。

別の記事で、これらの花の花言葉と花の特徴や魅力を紹介しているので、是非参考にして下さい。

※店頭にない場合や、花のデザインに合わない場合もあるので、あくまでもこだわり過ぎずに楽しむのがポイントです。

花との出会いは一期一会です。

花言葉の前に、まずは花屋でその時に出会える花の魅力をじっくり見て選び、その後で選んだ花の花言葉を調べて楽しむくらいがおすすめです。

＜まとめ＞

画像引用：Unsplash

花言葉や誕生花にこだわり過ぎない方がいい理由はあまり実用的ではないから

①花言葉や誕生花は解釈によって様々な捉え方がある

②花そのものの魅力に注目できない

③誕生花や、希望する花が花屋にない場合が多い

花言葉や誕生花を上手に楽しむ方法

・花屋の店頭によく並ぶ人気の高い花の花言葉を知っていれば実用的で楽しみやすい

例：赤バラ・カーネーション・ガーベラ・カラー・ダリア・トルコキキョウ・ゆりなど

・まずは花屋でその時に出会える花の魅力をじっくり見て選び、その後で選んだ花の花言葉を調べて楽しむくらいがおすすめ

読んでいただいてありがとうございました。